日経225先物など、今年注目の旬ワードを紹介
「G」の基準価額の動きを説明するために、この期間中に日米欧の債券市場がどんな背景でどんな動きをしたのか、そして米国、欧州の為替市場がどんな背景でどんな動きをしたのかを説明しています。
今回の債券市場は米国、カナダの市場金利が低下し「G」の基準価額にとってはプラス要因でしたが、為替市場はノルウェー・スウェーデンを除いたすべての投資通貨が対円で円高となりマイナス要因となりました。
私が特に注目しているのはポートフォリオの状況です。
これについては、後ほど詳しく説明この6カ月間の分配金は、それぞれ1万口当たり剖円支払ったことを報告しています。
分配金をいくら支払うかの決定は、一定のルールの中で、そのつど、運用会社が決定します。
「G」は「外国債券型投資信託」のモノサシ「G」を投資信託として評価していない人がいますが、私にとって、この「G」は外国債券型投資信託のモノサシです。
この「G」を理解できれば、他の投資信託の特徴も理解しやすくなり、自分の投資目的に合った投資信託選びに役立つと考えています。
ぜひ「G」に対して過大な期待をしたり、最初から偏見を持たず、外国債券型投資信託のモノサシとして「G」を評価していただきたいと願います。
「G」はあえて信用リスクを取らない投資信託ただ保有するだけで利益を生む債券投資をめざすには前提条件があります。
償還満期を迎えるまでに破綻する心配がない発行体の債券に投資することです。
そのため、破綻リスクを測るモノサシの一つである「格付け」が重要な目安となります。
格付けBBB格以上が投資適格債と呼ばれ、償還満期まで破綻せず元利払いを受け取れる確実性が高い格付けで、一方格付けBB格以下は投資不適格債と呼ばれ、元利払いを受け取れない破綻リスクがある格付けです。
したがって、「ただ保有するだけで利益を生む債券」を投資対象にするのであれば、格付けは最低BBB格以上、通常はA格以上の債券の中から選ぶのが無難です。
「G」は0ECD加盟国で、しかもA格以上のソプリン債券のみで運用する投資信託つまり、償還満期を無事に迎えることが確実な外国債券を主体に投資する投資信託なの193です。
この繰越分配可能額とは分配金を支払うための準備積立金と追加信託差損益金のうちの配当等収益に相当する額を合計したものと説明されています。
何を言っているのか、すぐに理解できた人はほとんどいないでしょう。
わかりづらい表現ですね。
繰越分配可能額とは分配金を安定して支払うために積み立ててきた準備資金のことです。
たとえば、その月の運用成果で配当に回せる利益が剖円上がっていたとしても、運用会社の判断でそれよりも少ない叩円に決めることができます。
残りの叩円は次回以降運用成果が悪かったときにも分配金を出せるようにためて準備します。
ただし、この繰越分配可能額の追加信託差損益金は、配当を主な原資とする「配当等相当額」と売買益を主な原資とする「売買損益相当額」に分けられていて、次回以降配当に回せるのは「配当等相当額」の分だけになります。
したがって、先ほどの例でいえば、残りの利益田円のうち全部が配当金に回せるわけではなく、「配当等相当額」の分が新たな分配金の原資に加わります。
この繰越分配可能額の範囲内であれば、次回の運用成績がマイナスであっても運用会社が適当と判断すれば、分配金を継続することが可能です。
この行為は分配方針として、目論見書で投資家に了解を取った内容であり、不正な行為ではありません。
「G」に当てはめて考えれば、「G」の第125期分配落ち後の次期繰越分配可能額は1617円あります。
つまり運用の利益が上がっていなくても、運用会社が適当と判断すれば、現在の分配金剖円を刊カ月継続し続けても、次回の分配時期にまとめて一気に1617円の分配金を支払ってもよいことになります。
つまり「G」の基準価額7523円のうち、繰越分配可能額の割合が約2割を占めていることになります。
それを分配金の原資とする正当な理由があるにしても、その月の成果以上の分配金を支払う行為が恒常化すれば、「元本を取り崩して分配金を高く見せる行為」と疑われでも仕方ありません。
第120期から第125期まで連続してω円の分配実績ですが、経費控除後の配当等収益は一度もω円を超えたことはなく、現在の分配金額ω円の設定は無理をしている状態といえるでしょう。
「G」の運用会社である国際投信投資顧問もこの点を重々承知しているようです。
ホームベージにあるQ&Aで、「投資対象国の金利が低下を続けた場合、収益分配金はどうなりますか」という問いに対して、「収益分配金に占める経費控除後の利息収入が叩%を割り込む状況となった場合、たとえ債券価格の値上がり利益が十分にあっても、収益分配金の水準を引き下げることがあります」と答えています。
つまり第125期は経費控除後配当等収益却円に対して的円の収益分配金を支払いましたが、今後さらに経費控除後配当等収益の水準が下がれば、現在の分配金額を引き下げる可能性があると覚悟しておく必要があるでしょう。
時系列で投資信託を調べるのに便利な運用報告書それでは、もう一度運用報告書にある「ポートフォリオ状況」に戻って、さきほどの状況を確認してみましょう。
つまり大きく円安になるとか、金利が低下して債券価値が上昇するとか相場に助けられないと、今回の決算と同様に次回以降も「G」が分配金ω円を継続することが難しい投資環境が続くことがわかります。
このように私は、外国債券型投資信託のように「安定した収益を期待する」投資信託が「本当に安定した分配金を継続して出せるものか、出せるとしたらどれくらいの分配金額を期待できるか」を推測するデータとして、この「ポートフォリオ状況」に注目しています。
いかがですか?運用報告書には、投資判断するのにいろいろ役立つ情報がたくさん詰まっています。
最低でも過去5年までさかのぼった実績を確認できますので、「過去どうだったのか」を時系列で確認したいときには重宝します。
しかし運用報告書は決算が1年の投資信託であれば、運用報告書も1年に一度の発行となります。
そこで運用報告書が発行されるまでの問、投資信託の現状を投資家がタイムリーに把握したい場合には、月ごとや週ごとに運用会社から発信される運用レポートが便利です。
この「G」の場合は年2回、5月と日月にならないと運用報告書がでませんので、その聞に現状を知る資料として運用レポートは重宝な資料となります。
「G」をモノサシにして、同じ外国国債を投資対象とする投資信託を比較してみると、投資信託の特慨を理解するのに便利です。
まずは、M投信が運用する「M外国債券オープン」と比較してみましょう。
外国債券型投資信託の場合、私は運用実績が3年以上、純資産総額が100億円以上であるかを確認します。
「どう考えたら、リスクと楽に付き合っていけるか」と私がたどり着いた考え方なので正確な情報ではありませんが、「G」のように信用リスクを取らず、通貨の分散が効いている外国債券型投資信託の場合、デュレーションの期間を持ちきることで、為替リスクの影響は緩和され、円換算で最終利回り程度のリターンが期待できると私は目安を立てます。
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